雪国の奇祭 勝山左義長
雪国の奇祭 勝山左義長
今回は、
今月、2月42・25日に行われます
奇祭 勝山左義長をご紹介
…
勝山市の「左義長」は小笠原公入部以来
300年以上の歴史を誇っており、
毎年小正月の行事として、
旧暦の1月14日に行なわれていました。
現在は、観光客や祭り主催者の利便を考慮して、
2月の最終土曜、日曜に開催しています。
勝山市街地の各町内に12基の櫓を建て、
その上で赤い長襦袢姿の大人たちが子供を交え、
独特のおどけ仕草で三味線、笛、鉦による
軽快なテンポの囃子にのって浮かれます。
この様は全国で
「勝山左義長」だけの特徴であり、
人々はこれを奇祭と呼んでいます。
日曜日の夕方になると、
各町内の御神体が弁天桜で有名な
弁天河原に運び込まれ、「ドンド焼き」の
準備が進みます。
午後8時30分、
神明神社で採火した御神火が各区の松明によって、
弁天河原のドンド焼き会場に運ばれ
9時の狼煙を合図に一斉に点火され、
冬空美しく雪に映えて燃え盛る
炎の競演とともに祭りのフィナーレを迎えます。
この「ドンド焼き」で神を送り、
五穀豊穣と鎮火を祈願しながら
2日間にわたる火祭りの行事が全て終了します。
「勝山左義長まつり」は、
奥越地方に春を呼ぶ祭りと言われ、
これを境に勝山に春の足音が聞こえてきます。